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クロノマット44とエアボーン

こんにちは。

スリークの飯田です。

 

さて、本日はタイトル通りBREITLINGの代表モデルである、

 

 

『クロノマット』について語りたいと思います。

 

 

と、言っても自称クロノマット日本一大好き男を自負している自分としては

クロノマットについて語らせていただいたらキリがなく、ともどもなくなってしまいます(笑)

過去のクロノマットについては今までも沢山書いてきたので、今日は割愛します。

 

 

そんなわけで本日は『クロノマット』と言っても

2009年にブライトリング初の自社製ムーブメントを搭載した初号機として脚光を浴びた

『クロノマット44』

2014年にクロノマット生誕30周年を記念した発売された

『クロノマットエアボーン』

について、比較検証をしたいと思います!

左:クロノマット エアボーン

A005B13MBD

44㎜

500m防水

885,000円(ブレス仕様は990,000円)+税

右:クロノマット44

A011B67PA

44㎜

500m防水

920,000円+税

雑誌などではもう既に取り上げられているベゼルは皆さんご存知ですよね。

 

クロノマット エアボーンは往年のクロノマットのように

ライダータブ(12時、3時、6時、9時位置にある爪)

に数字(15、30、45)が刻印されています。

ライダータブ2

元々、ライダータブには

 

①ガラスを保護する為にガラスよりも一段高くしている。

②グローブをはめた手でも回しやすいように引っ掛かりを持たせる。

③15と45のライダータブを自分で入れ替えて、カウントダウンベゼルとして使用できるようにした。

 

という意味合いがあり、

これは開発を行っていた当時の社長アーネスト・シュナイダーが

パイロットの意見を取り入れて出したアイデアです。

 

 

しかし、①に関しては2004年にクロノマット エボリューションにモデルチェンジした際に排除されました。

理由は当時よりガラスの強度が増したということと、

斜めの角度でぶつかればライダータブがガラスより高い位置にあっても保護の役には立たないことからです。

 

 

それよりも全体的な曲線を強調した美しさを優先させた結果なのです。

 

 

そして、②と③に関しては2009年に初の自社ムーブメントキャリバー01を搭載したモデル、

現行のクロノマット44が誕生した際に廃されました。

 

それは自社ムーブメントを開発したことにより、

新たなステージへと向かう、

ブライトリングというブランドとしての意思表示として、

全く新しいクロノマットの開発がポイントだったのです。

 

 

②に関しては引っ掛かりを少なくしましたが、

ベゼルをスロープ状にし、

さらにベゼルのギアを120ピッチから240ピッチへ増やし、

回しやすさを損なうどころか、従来モデルより回しやすくしました。

 

 

③に関しては、もはやカウントダウン表示を必要とするパイロットも少なく、

あまり意味をなさないとの判断からであったと思われます。

 

クロノマットを欲しいと思っている方には

クロノマット44とクロノマットエアボーン、

どっちが良いのか非常に迷うところだと思う。

まぁ、簡単な答えを言ってしまえば

パッと見た目の好みで選んで間違いないと思います。

 

どちらも素晴らしいモデルです。

ただ、ここでは僕なりのマニアックな気になる違いをご紹介します。

なお、クロノマット44は日本ではローマ数字モデルが人気です。

 

roman

詳しくはコチラ

 

しかし、このモデルはすでに生産終了しており、

日本だけ追加生産してもらったのですが

それもそろそろ完売になりそうです。

 

生産終了はローマ数字はパイロットウオッチとして実用的ではないとのスイス本社側の判断のようです。

なので、今回はバーインデックスの方で比較しますね!

 

 

まずクロノマット44の3時方向の目玉

クロノグラフの30分積算計をご覧ください。

個人的に、赤い線で書いた『0ポイント、9分、10分、20分、21分、29分』の目盛りがないのが

気になる部分でした。

『なんで9分の目盛りがないのに、11分の目盛りがあるんだよ?』とか。

ま、デザイン的な問題なんでしょうけど。

ここまで気にする方はあまりいないのですが

なんか気になってしまうんです。。。

 

 

で、次にエアボーンですが

『5分、10分、15分、25分』と数字が記載された箇所だけ目盛りがありません。

個人的にはこれなら、納得できるんです。

ただ、30分の0ポイントだけ目盛りがあるんですよね。

これが何でなのか気になっていたのですが、

先日、ふと謎が解けました!

30分のポイントを排して、『30』の位置を上にあげると(画像:右)

29分と1分の目盛りが入れられないんですね。

書体をもっと細いものにすれば大丈夫なのでしょうが、この書体だとダメなようです。

なるほど。

次に気になったのが

1分ごとの目盛りです。

クロノマット44とエアボーンを比較すると

エアボーンの方が目盛りが長いので読み取りやすいです。

(個人的にはそもそも、秒目盛りの間にある1/4秒目盛りが不要なんですけどね。)

 

 

ただ、エアボーンの方が

28分、29分、31分、32分の目盛りが読み取りづらいのです。

『SWISS MADE』の文字が邪魔してる・・・。

 

なぜ、ここまで

従来のクロノマット44と比較しても『視認性』というものに拘った作りをしているのに

最後の最後でやってしまったのかエアボーンは??

でも、全く28分、29分がわからないというわけではないので、良いのか?

 

 

・・・・

 

 

などと

こんなことを書きながら、こんな部分は普通の人は気にしないよなぁー

気づいたとしても気にしないよなー

こんなことに拘っている自分がアホみたいだなぁー

と少し虚しくなってきました。。。

あと、両者の違いで分かりやすいのはインデックスですね。

クロノマット44は文字盤の中央に四角い意匠を入れており、

インデックスはその四角を囲むように先がカットされています。

 

実はこれってすごいことで、インデックスの1つ1つが異なった形状なので、

コストがかかるんですよね。

一方エアボーンは四角い意匠がなく、バーインデックスも通常のカタチ。

 

夜光はクロノマット44がインデックスの外側の端にあるのに対して、

エアボーンはインデックスの中央に発布されています。

 

ちなみにクロノマット44の四角い意匠はデザイナーのエディ・ショッフェルが

『ケースが曲線を強調したものになっているクロノマットに男性的な力強さを与えたい』

という想いでデザインされたもの。

 

この四角い意匠については好き嫌いが分かれるところだと思いますが

一応はそういうデザイナーのちゃんとした意図があってのことなのです。

 

文字盤が大きい時計だと、文字盤の間延び感が出てしまいがちなのですが、

結果的にそれを避ける効果ももたらしています。

 

 

と、

まぁ好き勝手書いてしまいましたが

クロノマットはやっぱり良いですねー。

何だかんだで大好きです。

そして、やっぱり僕はエアボーンが欲しいっすね。

欲を言えば、こんなふうにデイト表示がなければ

即買いなんですが。。。

 

でもデイトがないと、日付の早送りを何時でもできるキャリバー01の特性が活かされないですしね。

どうしても4時方向のカレンダーが気になるんですよね。

視認性を考えたら

この方向に日付があるのがベストなのもわかるんですよね。

そこはやはり実用性を重視しているブランドの姿勢なので、好感があるのですが

単純にシンメトリーが好きなんです。

でも、結局

シンメトリーなんて言っても右側にリューズやプッシュボタンがある時点でシンメトリーにならないし

そもそも時計に針がある時点でシンメトリーじゃないですよね(笑)

アホな悩みです、、、

そしてエアボーンが欲しいなぁ、、、

と思っていると

このモデルもやはり候補に出てくるんですよね。。。

 

クロノマットの原点を感じさせてくれる

フレッチェトリコローリ。。。。

しかも艶消しのケースがいい!

でもフレッチェは過去モデルで1本持っているしなぁー

・・・

とか、

ヤバい、自分の買い物を悩むような内容になってきてしまいました…

 

クロノマットを語るなどと言いながら

自分の悩みを書いたような内容になってしまいました。

ちなみに

エアボーンですが

サイズは41㎜と44㎜の2サイズあります。41㎜はオリジナルのクロノマットのサイズ(39㎜)に近いということで往年のファンにはお勧めです!

 

本日のブログ、取りとめない内容になってすみません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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