THREEC

CRUSH & COMPANY GROUP

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IWCの歴史

IWC(アイダブリューシー)

UP DATE :

2017.02.09

こんにちは。

スリークの飯田です。

 

皆さんが時計を選ぶ基準ってなんでしょうか?

人それぞれ色々とあると思うのですが

個人的にはそのブランドやモデルが持つ歴史的な背景も気になってしまいます。

 

学生の頃は苦手だった『歴史』ですが

社会人になって興味ある対象の歴史っていうのは気になるし面白いものだなぁと

歴史が少し好きになりました(笑)

 

そんなわけで今回は

『IWC』の歴史について軽くご紹介させてください。

 

私の覚えている内容でお話ししますので、メーカーの資料に載っている内容と若干ニュアンスが違ったりする箇所があるかもしれませんがご了承ください。

 

IWCの創業は1868年

 

 

創業者はフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ(F.A.ジョーンズ)。

創業時は若干27歳の若者でした。

会社の正式名称は『International Watch Company(インターナショナル・ウオッチ・カンパニー)』。

その頭文字をとって『IWC』と呼ばれています。

 

ここで疑問をもった方は凄い!

 

なぜ、スイスブランドなのに社名が英語なのか?と。

スイスは母国語がなく、地域によってドイツ語やフランス語などが使われております。

なのに、社名が英語・・・

 

それは創業者F.A.ジョーンズがアメリカ人で、IWCはアメリカ市場をターゲットに設立された会社だからです。

ジョーンズは合理的な生産体制の『アメリカ式製造システム』と『スイスの伝統的な職人技術』を組み合わせることで質の高い時計を大量に生産できると考えました。

そしてそれらの時計をアメリカに輸出してアメリカで販売しようと考えていたのです。

そこで、スイスに渡ったジョーンズが目をつけたのが

 

シャフハウゼン

 

スイスの中でもドイツ国境に挟まれたドイツ語圏の地域。

なぜ、この土地に目をつけたかというと、

この土地にはライン川が流れていました。

ライン川の水力発電所の電力を利用して、部品製造機械を動かし、時計を大量生産ができる大規模な工場を建設することができる、と考えたわけです。

 

(現在のシャフハウゼンにあるIWC本社)

 

ちなみに、スイス時計の会社はほとんどが西部ジュネーブからバーゼルのあたりのフランス語圏にあります。

IWCは唯一ドイツ語圏にある時計メーカーとなりました。

 

シャフハウゼンはドイツ語圏ということもあり、住む人達もドイツ気質な人達が多く、結果的にIWCで働く従業員たちも必然的にドイツ人気質な人達が多くなりました。

そんなことも相まって、IWCはドイツ的な時計と言われるようになりました。

 

『ドイツ的な』とは?

◆質実剛健なモノづくり

◆シンプルなデザイン

と、言ったところがIWCの時計のドイツ的な部分になってくると思います。

 

質実剛健・・・ドイツはマイスター制度があり、職人の国です。工業製品も有名で皆さんもご存知のようにベンツやBMWをはじめ、自動車も有名です。そんなドイツは『オーバースペック』、『オーバークオリティ』と言われるような、ここまでやるの?と言われる程のスペック、クオリティを追求することが多いです。

 

シンプルなデザイン・・・ドイツはバウハウスに代表されるように、デザインに関しても有名な国です。ドイツ的なデザインとは引き算のデザインであると思います。とかく、『デザイン』と言うと何を付け足していくか?に気がいきやすいですが、引き算のデザインとは、余分なモノは何か?何を排除するか?という観点になります。意外とコレが難しく、センスも問われます。『あった方がいいような気がするけど・・・』と思ってしまい、なかなか余分なものを削ぎ落とすことってできないもんです。それを見事にやっているのがIWCだと思います。

 

 

このような、スイス時計でありながら、他のスイスブランドとは異なった独自の道を歩んできた歴史のあるIWCはスイス時計の中でも特異なブランドとなったわけです。

 

ちなみに、もう少しイメージしやすくご説明しますと、

福井県鯖江市は世界でも有名なメガネの産地です。

メガネと言ったら鯖江、鯖江と言ったらメガネ、みたいな。

そんなニュアンスの時計版がスイスの西部地区です。

シャフハウゼンで時計メーカーを創業するというのは新潟でメガネメーカーを創業するようなもんだと思います。

 

そんな特異な時計メーカーIWCは時計職人養成学校も運営しています。

スイスでただ一社、民間の養成学校です。

時計職人を養成できることこそが、IWCの時計理論の信頼性を物語っていると言えます。

 

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さて、そこでIWCのラインナップについてご紹介しようと思います。

IWCのシリーズは

 

◆ポルトギーゼ

◆パイロットウオッチ

◆ダ・ヴィンチ

◆アクアタイマー

◆インヂュニア

◆ポートフィノ

 

というカテゴリーに分かれています。

それぞれ簡単にご説明いたしますと、

 

◆ポルトギーゼ

1930年代にポルトガルの商人に依頼を受けて作成したのが始まりです。当時、貿易国のポルトガル商人は海を船で渡って商売を行っていました。広い大海原を航海するのに必要なのが正確な時刻を知らせる時計でした。太陽の位置と時間で海図上どこの位置に自分たちがいるのかを把握しなければいけません。そのようなことから当時の航海にはマリンクロノメーターと呼ばれるものが使われていました。そのような時代背景の中、IWCへオーダーされたのが『マリンクロノメーター級の腕時計』でした。IWCは精度の高い腕時計を製作するために、懐中時計用のムーブメントを使用した腕時計を製作しました。それがポルトギーゼの始まりです。今でこそ、ポルトギーゼのケースサイズは普通に感じられますが、当時としては非常に大きい腕時計でした。しかし、懐中時計用の大きいムーブメントを使用しているので、大きくなるのは仕方ないことでした。それこそ、流行での大きさではなく、必然的な大きさだったのです。

 

 

◆パイロットウオッチ

IWC最初のパイロットウオッチは1936年のマークⅨに始まります。マークⅨは英国空軍用に製作されました。ちなみになぜ『Ⅸ(9)』なのか?と言いますと、当時、軍事機器にナンバーが振り分けられていて、たまたま時計が『Ⅸ(9)』だったみたいです。なので、マークⅠもマークⅡも存在していたようなのですが、それがどのような軍事機器に与えられていた称号なのかは現在はわかりません。マークⅨの後、マークⅩ、マークⅪと続きました。とりわけマークⅪの完成度は高く、今日のIWCパイロットウオッチに継承されているデザイン的な基礎はこのマークⅪを受け継いでいます。マークⅪの後はジャガールクルト製のムーブメントを搭載したマークⅫがあり、その後マークXVが、マークXVIと続き、今年は新作のマークXVⅡが発表されました。なぜ、13と14が存在しないか?というとそれぞれヨーロッパとアジアであまり縁起の良い数字ではないからだそうです。

IWCのパイロットウオッチの特徴を一言で言えば『耐磁性』です。ムーブメントを軟鉄のインナーケースに収めて、耐磁性を高めています。コックピット機器から発する電磁波からムーブメントを保護する為に考案された仕様。この軟鉄のインナーケースが結果的に耐衝撃性も高めていて、強固なモデルとなっています。

なお、JIS規格などで定められている耐磁時計は4,800アンペア、強化耐磁時計は16,000アンペアに耐えられる時計を指すのですがIWCのパイロットウオッチは24,000アンペア以上の磁気に耐えられます(一部モデルを除く)。

 

「IWC ダヴィンチ」の画像検索結果

◆ダ・ヴィンチ

2017年にモデルを一新しました。

一世代前のモデルは2007年に発表されたトノー型でした。

 

 

↑これが2007年モデル。

IWC初の自社製クロノグラフムーブメントを搭載したモデルとして登場。

6時位置にスモールセコンド、12時位置にはクロノグラフの12時間計と60分計が同軸に搭載されています。また、フライバック機能も付いた、通好みのクロノグラフとなっています。

ちなみに『ダ・ヴィンチ』というモデル名。これはIWCの歴史において特別な意味合いをもちます。IWCの最先端技術を搭載したモデルに与えられる称号なのです。

最初のダ・ヴィンチは1969年。当時としては革新的なベータ21シリーズ・クォーツ・ムーブメントを搭載したモデルでした。デザインも先鋭的なデザインで当時の話題をさらいました。

その後の第2のダ・ヴィンチが登場したのが1985年。当時クオーツ人気がまだ続いていた時に機械式時計のあり方に一石を投じたモデルとして登場。

このモデルです。

何が凄かったのかというと2499年まで西暦表示のできる永久カレンダーをETA7750のクロノグラフのムーブメントに搭載したのです。

しかも2499年までの西暦を表示させるということが凄い!そこまでメンテナンスを受けていく覚悟がなければ作れません。IWCは500年先を見据えて時計を作っているのです!クォーツブームの当時においては非常に衝撃的なモデルの登場でした。ちなみに中のディスクさえ変えれば構造的には2499年以降も永遠にカレンダー表示はできます。

 

2017年モデルはこのモデルのデザインを踏襲しています。

ダ・ヴィンチはIWCのコレクションの中でもひときわステータス性の高いシリーズとなっています。

 

 

「IWC AQUATIMER」の画像検索結果

◆アクアタイマー

IWCのダイバーズラインです。

IWCが初のダイバーズウオッチを製作したのが1967年です。

当時はスキューバーダイビングのスポーツ人気が高まりつつあり、それに応えるかたちとして発表されました。

【IWC初のアクアタイマー(1967年)】

このモデルは20気圧(200m)の防水性と、潜水時間を計測する回転式のインナーベゼルを備えていました。

 

 

その次に発表されたアクアタイマーがコチラ

【1982年発表のオーシャン2000】

こちらの時計は西ドイツ軍の要請で開発されました。西ドイツ軍からは200mの防水性を要望されたのだが、2000m防水にしてしまったのがIWCの凄いところ。

しかも文字盤を見てもらえればわかるがポルシェデザインとのコラボモデルです。ポルシェデザインのアイデアでケース素材にチタンを使用したりなど、新しいアイデアが生れた。

今でも人気の高い傑作モデルです。

 

 

【1997年発表GSTアクアタイマー】

そして、97年に発表されたのがGSTアクアタイマー。GSTシリーズはクロノグラフなどもあり、写真はGSTシリーズの中のダイバーズという位置づけで出た『アクアタイマー』でした。ちなみにGSTとは「GOLD」「STAINLESS」「TITANE」の頭文字から名付けられており、その名の通り、上記の3種類の素材でGSTシリーズは作られました。

このGSTアクアタイマーも2000m防水。回転ベゼルはインナーベゼルではなく外周に設置。ただし、このベゼルは下に押しながら回さないと回転しないというロック機能がついていました。また、自分でベゼルを取り外して洗浄や汚れ取りが出来るようにと、専用のドライバーセットも付属。コアなファンが多かったモデルです。

織田裕二さん主演の映画『ホワイトアウト』で織田さんが着用し、当時日本ではまだマイナーブランドだったIWCですが、少し話題になったモデルです。

 

 

【2004年発表アクアタイマー】

2004年には初代アクアタイマーにインスパイアされたアクアタイマーが登場。

デザインは初代アクアタイマーと1999年に発表のあった水深計を搭載した機械式時計『ディープワン』から影響を受けています。

インナーベゼルを備えて、SSモデルは1000m防水、チタンモデルは2000m防水となりました。

IWCがリシュモングループに入って発表した初のアクアタイマー。デザインが無骨な男くさい感じからスポーティーさが強調されたモデルになりました。

 

 

【2009年発表のアクアタイマー(左) ディープⅡ(右)】

2009年にはインナーベゼルではなく外周にベゼルを配したアクアタイマーにモデルチェンジ。

ベゼル部分はサファイアガラスでコーティングしてあり、傷が付きにくく配慮してあります。

またブレスレットもワンタッチで着脱可能。チタンモデルはなく、SSモデルだけのバリエーションとなりました。しかし、SSの防水性も2000mに復活。

ちなみにベゼルの回転について。昨今の逆回転防止ベゼルは一周120ピッチの物が多く、中には240のものもあります。確かに細かいと回した時のジジジジジッという感触は心地よいです。

しかし、IWCのアクアタイマーはあえて1周60ピッチ。要は1分刻みでベゼルが回るのです。経過時間をマーキングするのは1周60回の1分刻みの方が瞬時の読み取りは容易です。

エレガントと実用性が対極だとするならば、そういった点では実用性を重視するIWCが素敵です。

 

 

「IWC AQUATIMER」の画像検索結果

 

【2014年発表】

そして現行のアクアタイマーがこちら。

今までのイイところ取りをしたようなモデルとなります。

一番特徴的なのが回転式アウター/インナーベゼルです。

安全上の理由から、インナーべゼルは反時計回りにしか回転しません。

これにより、回転式アウターベゼルを誤って動かしてしまっても、減圧不要で安全に水面まで戻ることのできる限界時間を超過しないようになっています。

今までコアなファンに支持されていたインナーベゼル。一方で回しづらいという難点も抱えていました。

このモデルはそれらを解決してしまったモデルです。

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他にもインヂュニアやポートフィノなど語り所が沢山あるブランドです。

一度ハマると色々とコレクションしたくなるブランド。

ぜひご興味のある方は店頭にてスタッフに色々と聞いてみてください!

古町

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万代

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