「パイロットウォッチ」と聞くと、どんな時計を想像されますか？

やはり「ブラントリング ナビタイマー」や「IWC マークシリーズ」でしょうか。

いわゆるパイロットウォッチとは「飛行機乗りのための道具や命綱」。

人類が夢見た「空を鳥のように飛びたい」という思いは２０世紀初頭に「ライト兄弟」や

「アルベルト・サントス-デュモン」を皮切りに、時代や化学技術と共に発展していきました。

1832年に創業した「LONGINES」（ロンジン）ですが、スイスのサンティミエにてオーギュスト・アガシが

時計製造販売会社の共同経営者に就任したことによって始まった時計ブランドです。

懐中時計の製造技術に長けていたロンジンはアガシ家の親族がいたアメリカを中心に、スイス国内、

パリに至るまで自社製品の展開を推し進めます。

1867年に「レ・ロンジン」と呼ばれる工場を建設し、同年のパリ万国博覧会では銅メダル受賞します。

20世紀になると飛行機や飛行士の活躍をバックアップする形で時計を製造、提供しパイロットから熱い信頼を勝ち取りました。

1919年には「国際航空連盟」に公式認定され、空のパイオニアたち専用の時計製造に取り掛かりました。

1931年には「アワーアングルウォッチ」を開発し、「チャールズ・リンドバーグ」の大西洋単独無着陸飛行の成功に貢献。

リンドバーグ氏の要望やリクエストをロンジンが具現化させたものが写真の「アワーアングルウォッチ」。

機能的には一目で自分（飛行機）の位置（緯度・経度）がわかるのが特徴。

アメリア・イアハート

リンドバーグ氏に続き、女性として初めての大西洋単独横断飛行を成功させた空のパイオニア。

日本ではあまり馴染みのないように聞こえますが、実はアメリカでは「大スター」。

「史上最も有名なアメリカの偉人10人」に入るくらいですから、まさに伝説的な方と言えます。

少し脱線しますが、映画「ナイトミュージアム2」のヒロインになったり、東京ディ○ニーシーのアトラクション

「ソアリン ファンタスティックフライト」に登場する「カメリア・ファルコ」の元ネタとなった人物。

そのくらい欧米諸国では英雄視されている偉大な人物です。その女性がロンジンのモノプッシュクロノグラフを

装着し数々の偉業を成し遂げた歴史があります。

多くのヒーローや偉人と共に空への挑戦続けてきた「ロンジン」

2023年3月に「パイロット マジェテック」が登場いたしました。

1935年発表のモデルをルーツに持った個性的なクッション型のスティールケース、ケースに搭載された

フルーテッドベゼルが特徴の43mm径パイロットウォッチ。

耐磁性のシリコン性ヒゲゼンマイを採用し、最大約72時間のパワーリザーブ。

クロノメーター認定ムーブメントを搭載し、10気圧防止。

ブラウンの革ベルトとリサイクル素材から作られたポリエステルを用いたカーキグリーンのNATOストラップが付属します。

アラビアインデックス、アワーマーカーがいかにもパイロットらしい仕上がり。

蓄光塗料が施され夜間や暗所での視認性も確保。細部までバランスの取れたデザインは、

無骨ながらも、どこかにエレガンスを忘れないロンジンらしい時計です。

1935年のモデルはカーブを帯びたクッション型のケースが当時としては非常にユニークだったそうです。

パイロット向けでしたが、信頼性が高く強靭な作り・視認性も良く正確で見やすい時計を求める多くの人々を魅了しました。

今作は、科学技術や人間工学といった分野の介入が色濃く出ており、スペックはもちろん、付け心地の向上や

デザイン的な現代のトレンドを反映させたモデルに仕上がっております。

基本情報

ブランド名：LONGINES（ ロンジン ）

モデル名：パイロット　マジェテック

型番：L2.838.4.53.9

 防水性：100 m防水（10気圧）

サイズ：43mm

ムーブメント：キャリバー L893 （自動巻き）

価格：¥550,000（税込）

問合せ先

店舗：スリークBP

電話番号：025-249-0130

アドレス：bandai@threec.jp