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シーマスター300 マスターコーアクシャル搭載

2015.05.09

こんにちは。

スリーク飯田です!

いつもご覧いただきましてありがとうございます。

 

1957年、オメガは「シーマスター 300」を発表しました。


これは、ダイバーや水中で作業するプロフェッショナル向けに特別にデザインされた時計でした。
それから半世紀以上を経て、驚くほどに進化を遂げ

驚異の耐磁性を実現させたモデルとして復刻されました。

 

それが、

 

 

 

 

 

OMEGA

シーマスター300

233.30.41.21.01.001

41㎜

300M防水

640,000円+税

 

 

これはですね、僕自身FBでは何度も言っているのですが

ある種の最強実用時計の1つなんですよ。

 

 

ポイントをあげると

 

①1957年初代のシーマスターにかなり忠実な復刻デザイン

 

②コーアクシャル搭載のムーブメント(=メンテナンス性の高さ)

 

③15,000ガウスの耐磁性能

 

④300Mの防水性

 

⑤セラミックベゼル(傷がつかない)

 

⑥日付がない

 

 

こんなところでしょうか。

この点について改めてご説明しますね。

 

 

①復刻デザイン。

 

1957年に誕生した初代シーマスターと比較した写真がコチラ↓↓↓

 

 

WP-Omega-Seamaster-300-1957vs2014

ベゼルのデザインと12時位置のポイントの処理が違いますし、秒針の先端も違いますが

それでも、全体を通してみると極めて忠実に再現していると思います。

夜光も日焼けをしたようなベージュ色にすることでヴィンテージ感も出ています。

復刻モデルは各ブランドも色々とありますが

昨日紹介したパネライのPAM00372とこのシーマスター300はかなり良い復刻モデルだと思います。

たまに『なんだ?これ本当に復刻?』と思わず思ってしまうものも無きにしも非ずなので。。。

 

 

②コーアクシャル搭載ムーブメント

 

もうこれはオメガの代名詞のようになっていますね。

オメガが特許を持っているコーアクシャル脱進機を搭載。

 

 

 

なんとなく何かで見て記憶のある方もいると思うのですが

時計の心臓部で一生懸命動いている部分の

アンクルの爪石(赤い部分)が3つあるんです。

 

 

コーアクシャルは簡単に言うとアンクルの数を増やして

接地面の面積を減らして摩擦係数を減らして

潤滑油の劣化を抑えるという仕組み。

 

これにより

機械式時計が通常オーバーホールを3~5年に1度行わなければいけないのに対して

コーアクシャルのモノは8~10年単位でのオーバーホールでよいと言われています。

つまり、ランニングコストもその分抑えることができます。

 

 

 

③15,000ガウスの耐磁性

 

時計のムーブメントが磁気を帯びると、時間の精度が狂います。

 

磁石化してしまい、部品の運動にゆがみが出て精度が狂うのですが

このモデルは15,000ガウス(1,200,000A/m)に耐えれる耐磁性能あるんですよ!

 

この凄さがわかりますか??

 

ロレックスのミルガウスですら1,000ガウス(80,000A/m)ですからね。

ちなみにIWCのインヂュニアも1,000ガウス(80,000A/m)です。

JIS規格だと耐磁時計は一種で4,800A/mに耐えれるものを言います。

強化耐磁時計というのが二種で16,000A/mに耐えれるものをさします。

IWCのパイロットウオッチで24,000A/m以上に耐えれたりするので『超耐磁時計』って言ってました。

 

なのに15,000ガウス(1,200,000A/m)ですよ????

実験では50,000ガウスに耐えれたとも聞きます。

 

恐ろしい・・・・

 

オメガはこの耐磁性を他の一般モデルにも順次装備していくそうなので、そうなっていくと

『耐磁時計』という分野のカテゴリーはもはや無意味になりますね。

 

ちなみに『耐磁』ってなんで必要なの?と思う方もいるかもしれません。

 

時計の部品は金属でできているので磁気帯をしてしまうと磁石化してしまい、時間の精度に狂いが生じます。

 

磁気を帯びたら専用の機械に通せば抜くことはできるのですが、目に見えないので自分の時計が磁気を帯びたのかどうか、

なかなかわからないし、いつ帯びたのかもわからないのでやっかいなのです。

 

 

従来の耐磁時計というのはムーブメントを軟鉄のインナーケースで包み込みます。

軟鉄は一時磁石と言われ、磁化を受けている時のみ磁石化します。

その軟鉄製のケースでムーブメントを保護する為、ムーブメントは磁気を帯びずにすみます。

 

 

しかし、あまりにも磁気が強いと軟鉄製のインナーケースでは防ぎきれずに

磁気帯をしてしまうのです・・・

 

 

そこでオメガが考案した耐磁の仕組みというのが

磁気帯しやすい主要部品を非鉄製に変えたのです。

つまり、磁気が通っても磁気を帯びないんです。

 

これは画期的!!

 

だから、今までにはないような驚異の耐磁性能をたたき出したのです!

 

現代の世の中は

あらゆる磁気の中で生活しています。

 

PCや携帯電話などは最たるものです。

 

そのような生活の場において

この耐磁性は非常に魅力的です!

 

 

④300Mの防水性

 

防水性は時計にとってとても重要。

着けたまま泳いでもいいのなら200M防水は必要。(100M防水でも大丈夫って言ったら大丈夫ですけどね、、、)

スキューバーダイビングをするなら300M防水は必要。

と、言いますか一般的に考えて300M防水あれば、まず安心です!

逆にそれ以上の防水性はある意味オーバースペックになりますし、ケースが厚くなると着け心地に問題も出てくるので、そのような点からみるとベストな防水性能の時計です。

 

 

 

⑤セラミックベゼル

 

これはですね、、、賛否分かれる部分でもあると思うんですよね。

セラミックは高硬度なので傷は付きにくいです。ですが、思いっきり衝撃が入ると割れてしまいます。

そのような割れる危険性を考えたらセラミックベゼルじゃない方が良い!という意見もあります。

僕も当初はそのような意見でした。

しかし、なんだかんだ言ってベゼルって一番ぶつかって傷が付きやすい部分ですし、

そこが傷つかないのは嬉しいです。単純に。

あとは仮りに割れたとして時計としての機能に影響を及ぼす部分ではないので

そう考えたらセラミックベゼルもありですよね。

 

 

 

⑥日付がない

 

これは時計好きの人がみんな求める部分ですね。

一般的にはカレンダーがあった方が喜ばれるのでしょうが、時計を趣味に何本か持っている人は

カレンダーが無い方が喜ばれる傾向にあります。

 

かくいう僕もカレンダーは不要です。

理由は何本か持っている時計を使う時にわざわざ日付を合わせるのが面倒だという理由があります。

また、一方で『実用性』と言ったところで考えると

余計な部品はなければない方が確率論から故障は少なくなります。

その観点からいくとカレンダーも別になくてもいいのならない方が故障率は減るわけです。

 

 

 

と、まぁ僕が思う

この時計の魅力を挙げてみましたが

なんというか、理屈で考えても凄くステキな時計ですし

理屈抜きにして

感覚的に見ても『カッコいい!』と心が惹かれる

素晴らしい時計なのです。

 

 

カッコいいですよね!本当に。

あ、これは金とSSのコンビタイプです。

これも魅力的☆

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