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~アポロ11号 月面着陸50周年の今、1969年をプレイバック~

2019.08.18

OMEGA FAIR 2019

8月2日(金)~8月25日(日)

新潟市 古町6 スリーク新潟

人気の定番モデルから話題の限定品など、数多く取り揃えて今年も『オメガ フェア』を開催いたします。

期間中は最大120回払いまでの無金利分割クレジットがご利用できる他、

オメガ オリジナルグッズもご用意いたしております。

詳しくは⇒⇒OMEGA FAIR特設サイト

 

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こんにちは~

 

スリーク新潟の飯田です。

 

今日のお題は大塩さんから投げられた『月面着陸から50周年。1969年をプレイバックしてください!』の一言。

 

プレイバックして着地はどうすれば良いのか分からないまま取りあえず書き始めてみます。

 

 

 

さて、タイトルの通り今年は人類が初めて月面着陸をしてから50周年にあたる年です。

 

偉業から50年、

NASAの宇宙開発って今の生活に色々と役立っていると思うんですよね。

NASAだけではないですが、ソ連を抜いてからはNASAが宇宙開発の先頭を走ってきていると思います。

宇宙開発って言っても自分には関係ない世界だと思う人もいるかと思います。

しかし、GPS然り、天気予報然り、色々な現代生活において宇宙開発の恩恵は多大に受けていると思います。

 

そんな人類の宇宙開発史においても色あせない輝きを持つ足跡が月面着陸。

 

その際に宇宙飛行士の腕に巻かれていた時計がオメガのスピードマスターというのはあまりにも有名な話です。

 

ちなみに当時の宇宙船のコンピューターは初代ファミコンよりも性能が劣っていたと言われています。

ファミコンの方が処理速度は10倍、メモリ容量は100倍と言われています。

 

そのファミコンのCPUが8ビット、

 

スーパーファミコンで16ビット、

 

今のスマホなどでは64ビットになっています。。。

 

↑初代ファミコン

 

まぁ、初代ファミコンが出たのが1983年なので1969年当時のコンピューターと比較するのもナンセンスな感じもしますけどね。

 

でも、そんな時代に月まで行ったのは単純に凄いな、と思います。

 

アポロ11号の船長、ニール・アームストロング船長の半生を描いた『ファーストマン』はそんな時代背景も分かるので面白いですよ。

 

人類史にも残る偉業の月面着陸。

 

そこで使用されたオメガのスピードマスター。

 

凄いなスピードマスター、いいなスピードマスター・・・・・・

 

と、スピードマスター好きの私は思わず横道にそれてしまいそうになるのですが

 

それだけだと大塩さんに言われた『1969年をプレイバックをしろ!』にならない、、(;´・ω・)

 

 

1969年!!

 

偉業は何も月面着陸だけではないのですっ!

 

1969年は時計史にとっても色々と重要なターニングポイントとなった年なのです。

 

①世界初の自動巻きクロノグラフ腕時計が発売された年

 

②世界初のクォーツ腕時計が発売された年

 

なのです。

 

しかも①に関してはゼニス、モバードの連合チーム、ホイヤー、ブライトリングなどの連合チームそれぞれが発表、発売しており、それぞれ『世界初』という言い分があるという。。。。

 

ここら辺を書き始めると長くなるので後半にします。。。

 

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ちなみに1969年というと時計業界だけでなく、日本の社会においても(飯田的見解では)大きな出来事がありました。

 

8月4日 TBS『水戸黄門』放送開始

私にとって水戸黄門さまと言ったら1983年の第13部までつとめた東野英治郎さん

 

豪快な笑い声が今でも脳裏に焼き付いております。

 

水戸黄門は2011年まで続いたんですよね。その後多くの声があり2017年から武田鉄矢さんが演じて復活しています。

 

 

 

8月27日松竹映画『男はつらいよ』公開

日本の映画史にその名を残す銘作『男はつらいよ』もこの年の公開だったんですね。

 

48作まで続いた長寿映画。1996年に渥美清さん亡くなられちゃって1997年に49作目の特別編が製作。

 

でも、もうその演技が見れないのが残念ですよね、、、

 

しかし!『男はつらいよ』50周年の今年は色々なプロジェクトが進行しているようです。

楽しみですね。

 

 

10月4日 ドリフターズ『8時だヨ!全員集合』

もうこれは本当に好きでした。

 

初期は志村けんさんではなく荒井注さんでしたが、私の記憶に残るのは志村けんさんからです。

 

たぶん世の中の子供たちは土曜日の8時は皆見てたと思います。

 

歴代最高視聴率が50.5%、最盛期には常に40~50%の視聴率だったそうです。

 

やがてオレ達ひょうきん族に視聴率が抜かれるようになり打ち切りとなったのですが、1985年まで続いたのは凄いと思います。。。

 

 

 

10月5日 アニメ『サザエさん』放映開始

これも知らない人はいない国民的なアニメ。

 

今もなお放映しているので知名度はほぼ100%なのではないでしょうか???

 

この番組を見終わると『あ~日曜日ももうすぐ終わりだ。。。。』と悲しい気分になった小学生は多かったのではないでしょうか。

 

今も変わらず続いているアニメではありますが

 

キャラクターの顔が当時と今では変化しているのが面白いですよね。

 

 

 

テレビだけではありません。

UCC缶コーヒーの発売

 

これも1969年のこと。

これが世界初の缶コーヒーでした。

 

 

自動車はこんなモデルが発売された年でもあります。

日産自動車『サニーキャブ』

 

 

日産自動車『フェアレディZ』

 

 

本田技研工業『ホンダ・1300』

 

 

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さて、そんな1969年ですが

 

最初にお伝えした①世界初の自動巻きクロノグラフ腕時計が発売された年

 

とはどういうことか詳しくご説明いたします。。

 

 

自動巻きのムーブメントが開発されてから30年もの間、自動巻きのクロノグラフムーブメントは開発されませんでした。

需要の問題などもあったと思うのですが、一番の大きな理由はスペースの問題。

一般的にクロノグラフのムーブメントのパーツ数は3針時計の3倍近くになると言われています。

そんなクロノグラフのムーブメントにローターを含めた自動巻きの機構を取り入れるにはスペースの確保が困難だったのです。

 

そんな自動巻きのクロノグラフが1969年に誕生しました!

 

ただ、1969年誕生のクロノグラフムーブメントは3つあるのです。

◆クロノマチック(cal.11)

◆エル・プリメロ(cal.3019PHC cal.3019PHF)

◆cal.6139

 

エルプリメロ・・・ゼニスがモバードと共同開発したムーブメント。

1969年1月10日に発表と、3つのムーブメントの中では最も早く発表されたのですが

製品化されたのが9月と3つの中で最も遅かったのです。

ただ、当時から完成度は高く現在も基本設計は変わることなく作られております。

当時から36000振動というハイビートで、作動方式はコラムホイール、伝達方式はキャリングアームでした。

2000年までロレックスのデイトナに採用されていたムーブメントとして知名度も上がったムーブメントです。

↑ゼニス

 

 

Cal.6139・・・セイコーが開発したムーブメント

1969年5月には発表され、所説ありますが6月には店頭に商品が並んでいたということです。

そのような意味では3つのムーブメントの中では最も早く市販されたムーブメントと言えるかもしれません。

ただ、島国日本でのことで世界的な認知はなかった模様です。

このcal.6139も非常に優秀なムーブメントでして、作動方式はコラムホイールというのはエル・プリメロと一緒なのですが

伝達方式が垂直クラッチでした。

その当時はあまりこの機構に着目はされなかったのですが、1987年にフレデリック・ピゲがこれを参考に垂直クラッチを備えたcal.1185を作りました。これが話題となり、現在ではクロノグラフのトレンドと言えるような機構となっています。

ブライトリングやロレックス、IWCなどなど多くのブランドが採用しています。

 

↑セイコー『ファイブスポーツ スピードタイマー』

 

 

クロノマチック・・・ホイヤー+ブライトリング+ビューレン(現ハミルトン)+デュボア・デプラによる共同開発。

1969年3月3日に発表。バーゼルフェアでは40個のサンプルを完成させ、商品化にも入っていたということです。

 

この開発にあたってはホイヤー側からブライトリングに声をかけて共同開発がスタート。当時マイクロローターの特許を持っていたビューレン社にも声をかけたという流れになっています。

当時ホイヤーの社長だった4代目のジャック・ホイヤーは『スイス クロノグラフ製造協会』の委員会理事でした。そこで顔なじみだったブライトリングの3代目社長、ウィリー・ブライトリングに声をかけたそうです。互いに競合する間柄ではあったものの、ジャック・ホイヤーはウィリーのビジネスセンスにも惹かれており声をかけたということ。お互いマーケットが違っていたのも協力し合うことになったようです。

 

このムーブメントは作動方式はカム式、伝達方式がスイングピニオン(振動ピニオン=1887年ホイヤーが特許を取得した機構)を採用。

二階建て(ベースムーブメント+クロノグラフモジュール)の構造でした。

ベースのムーブメントを収納性の高いマイクロローターにすることで厚みを減らすということにしており、

結果、構造上リューズが左側になるという独特のものになりました。

しかし、左リューズはリューズを巻かなくても良いという自動巻きの象徴にもなるのではないか?ということで採用となりました。

(手巻きの時計の場合、左腕に時計を着けた状態でゼンマイを巻こうとするなら、リューズが右にないとダメです)

 

Click to see full 950 x 1354 image of Cal11TMPage09

↑下がベースムーブメント、上がクロノグラフのモジュールになります。

 

Click to see full 950 x 1358 image of Cal11TMPage10

↑ベースムーブメントの展開図

 

クロノマチックは自動巻きクロノグラフムーブメントとしては完成度は高くなかったかもしれませんが、

このムーブメントがその後に与えた影響は大きかったのです。

簡単に言うとCal.11⇒バルジュー7740⇒バルジュー7750と進化してきたのです。

時計愛好家の方はご存知かもしれませんがこのバルジュー7750は現在も多くの時計ブランドが採用しているクロノグラフムーブメントです。

↑ホイヤー『モナコ』

 

 

↑ブライトリング『クロノマチック』

 

※クロノグラフムーブの歴史について興味ある方は是非コチラもチェックしてみてください⇒クロノグラフムーブメントの歴史

 

 

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自動巻きのクロノグラフは今では普通に普及していますが

 

当時としては本当に革新的だったんですね。

 

一方で、電池で動く②世界初のクォーツ腕時計が発売された年

 

でもあります。

 

1969年12月25日に発売されたセイコーの『アストロン』がそれです。

↑セイコー『アストロン』

 

当時、45万円(中型車1台に相当)でした。

発売当初は高額な時計でしたが、セイコーが特許を広く一般に公開した為、クォーツの時計は一気に世界を席巻していき

機械式時計よりも安価で、正確な時間を刻む時計として普及しました。

 

 

そんな状況でしたので1970年は所謂クォーツショックと呼ばれスイスの時計ブランドが多く倒産したりしました。

(ちなみにクォーツショックという言葉は機械式時計メーカー視点の表現で、世の中の視点で見たら『クォーツレボリューション』という表現の方が的を得ていると思います。)

 

機械式時計しかなかった時代は

精度の高さ=高級度合

でしたので、時計に対してのその価値観た概念を変えた出来事ではありました。

 

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そして、

 

元に戻って

 

月面着陸

 

この時に使われていたオメガのスピードマスターは当時と基本設計、基本デザインを変えることなく今も作られています。

この市販されているモデルが今もなおNASAの宇宙飛行士が身に着けることを許されている唯一の時計だから凄いですよね。

 

スピードマスターのことに関してはコチラをご覧いただくとさらに詳しくご説明しています。

 

永世定番ウオッチ、スピードマスター。

 

誰もが認める素晴らしい時計です。

 

と、こんな着地になったけどいいのかな????

 

 

ま、細かいことは気にせずに8月25日までオメガ フェアもやっていますので皆さん店頭にスピードマスターをご覧になりにきてみてください!!

 

 

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